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注目の投稿 書策新道途中大日鉱山(マンガン鉱)再踏査 2回目 2024/01/06~01/07

書策新道途中大日鉱山(マンガン鉱)再踏査 2回目 2024/01/06~01/07

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  木ノ又小屋をベースに大日鉱山踏査2回目 今回は前回周って無かった箇所を中心に踏査を行った。  行きに1人(下り)とすれ違い。翌日男女2組及び男性1名(上り)とすれ違った。廃道である書策新道も人通りがある。  大日鉱山の坑道は、西丹沢の花崗岩(石英閃緑岩)と比較して脆い。直ぐ劈開するので注意が必要。坑道内に水分がある場合、コウモリ、熊等の動物は居ない。また金気があるので熊も居ない。ただし書策新道新道には熊糞は多い。  開放系の坑道は、空気の疎通があれば酸欠の心配はないが、入口が埋もれていた坑道を開けて入る場合は、マンガン鉱は鉄分を含んだ物が多い。マンガン及び鉄分が酸化されて坑内が低酸素状態になっている場合があるので蝋燭を灯し、消えそうなら直ぐ退避。また入坑する際は息を止めて蝋燭の灯り具合を確認しながら入る。息を止めるのは、最初の一息を吸い込んだ場合。 以下Wikipediaから引用  肺胞の毛細血管から肺胞腔に出てくるガスの酸素濃度は状況によって幅が見られるものの、一般的には約16%程度であり、これが空気中の21%の酸素と濃度勾配に従って交換される。したがって1回でも酸素16%以下の空気を吸うと、肺胞毛細血管中の酸素が逆に肺胞腔へ濃度勾配に従って引っ張り出されてしまう [注釈 1] 。更には血中酸素が低下すると延髄の呼吸中枢が呼吸反射を起こして反射的に呼吸が起こり、呼吸をすると更に血中酸素が空気中に引っ張られると言う悪循環が起こる。したがって酸素濃度の低い空気は一呼吸するだけでも死に至る事があり大変危険である。 引用終わり  2回の踏破で判明したことはマンガン鉱の鉱脈は高度約1,000から1,100m付近に帯状に広がっていること。幅は、戸沢から水無川を越えて最初の沢の渡渉点からセドノ沢左又から尾根に上がる範囲に多く点在する。  坑道の特徴は、左右脈を追った枝坑がある。赤い壁面、鉄さびののような壁面があること  ガレ場、ザレ場が書策新道の途中に沢山あるが細かい赤褐色(土管の割れ面の色)、暗褐色の岩石がマンガン鉱も一般的な特徴なので、そのような岩石が多量にある場合。坑道から掘り出した細かい鉱石が落ちてきている場合があるのでガレ場、ザレ場の上部を探る。  今回 マンガン鉱を運び出す索道跡を発見したが下部の受け部分は見つけていない。多分水無川

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書策新道途中大日鉱山(マンガン鉱)再踏査 1回目 2023/12/23~12/24

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  西丹沢の同角沢周辺の鉱山跡の調査は、冬になり日照時間も短くなり、行ったら帰らなくてはならず当面お預け。  表丹沢にある大日鉱山は、稜線上に木ノ又小屋があるので一泊二日の日程で二日目に十分時間が取れるので踏査することにした。 以前の大日鉱山の記事は以下 丹沢の鉱山跡を探る 3  丹沢だより428号 2006/3 (大日鉱山)  Upは2009年  それまでは、鉱山の記事は丹沢自然保護協会誌「丹沢だより」に投稿(2006~2007年)していた。紙媒体なので写真も多く載せられないし、文字数も限られていた。その内容を2009年からブログにそのままUpしたのが上記記事である。(但し鉱山の場所ははっきり書いていない)  2006年から早17年 最近丹沢 大日鉱山検索すると長い坑道が見つかっていることが判った。最近はGPS座標で場所も特定できるので17年ぶりに再訪した。 1回目の再訪は2023年11月 丹沢主稜奥山廻り-2023/11/30~12/03  YAMAPにUp 今まで見つけた坑道より長い坑道を先人のGPS軌跡で見つけた。  2回目は2023年12月 今回は稜線上の木ノ又小屋をベースとした。小屋から40分も掛からず大日鉱山跡にたどり着ける。これは便利!思う存分踏査ができる。 かなり広範囲に歩き回った。飛んでるポイントはGPSの異常反射 試掘跡及び坑道は主に1050から1070mの間に分布している  私が丹沢の鉱山探しで丹沢登山に関する古い本を蒐集したが、まともに鉱山跡が書かれているのは以下に示す本だけだった。登山者から見れば鉱山跡など本筋から逸れたものでありわざわざ紙面を割く意味がない。 手持ちの過去のガイドブックを調べてみた。 丹澤山塊、水無川本澤及源次郎澤略図、ハイキング・ペン・クラブ編、 登山とスキー社 昭和16年(1941)4月25日から引用 F5上までの鉱山道とセドノ沢に大日鉱山の記号また木ノ又大日岳への直登ルート、源次郎尾根