玄倉鉱山 再訪 2014年 10月
昨年 訪問していたのだが、なかなか筆が進まずやっとのことでブログにUpできた。
日本ウラン工業が採掘権を設定した鉱区にある採掘した鉱山。
鉱山局で見た採掘権の鉱山詳細図には3箇所の坑道の記載がある。
第一坑道はモチコシ沢左岸の沢筋に坑道が開いており入口が半分埋まっている。坑道の長さは20~30mくらい途中に掘下げた部分がある。通常はこちらが判りやすい。最初に訪れた際に第二坑道を探したが時間切れで見つけることができなかった。
その後YAMさんが第二坑道(2009年)を見つけている。さて第三の坑道は何処に これは見つけることがまだ出来ていない。機会を見つけて探したい。しかし入るのに5時間、出るのに4時間かかるので探索の時間が限られてしまう。
向山ノ頭、モチコシ沢鉱山跡、女郎小屋左岸尾根2009/9/20の記事参照
モチコシ沢
第二坑道(仮称)
場所 モチコシ沢源頭部分岐右岸 沢筋から2.5mくらい上がったところにあり、枝沢の分岐に位置する。枝沢の両岸に坑口があるが、左岸の坑口は掘り始め50cmくらいで止まっている試掘跡と考えられる。
この鉱山へは、モチコシ沢の頭と裸山丸の間の鞍部からモチコシ沢源頭部に下降するのが一般的であるが、下り始めは急斜面なので注意が必要である。過去に遭難事故が発生している。
モチコシ沢の頭と女郎小屋沢の頭を結んだ稜線から女郎小屋沢の頭方面に注意しながら進んでいくと最初の鞍部に達する。そこからモチコシ沢方面へ容易に下りていくことができる。下りていくと岩が削られた狭隘な沢にでるが、その枝沢がモチコシ沢に出合った部分に第二坑道が位置する。
坑口から入ると上方向かって坑道が延びている。長さは130m位。坑口と切羽の部分の高度差は約10m(高度計)計測。途中に枝坑がある。丹沢の私が知っている鉱山では、大棚沢の鉱山210mについで2番目の長さがある。
坑道が乾いているせいかコウモリの巣窟であり、かなりのまとまったキクガシラコウモリ(鑑定:山口喜盛私信)の生息地にようである。
第一坑道 付近 試掘跡
第二坑道 付近 枝沢右側 試掘跡
第二坑道 モチコシ沢右側枝沢左側
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モチコシ沢の頭 女郎小屋の頭 間の最初の鞍部より降下 |
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狭隘な沢の入口 |
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狭隘な沢 途中 |
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狭隘な沢 モチコシ沢出合 |
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坑道が隠れている |
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モチコシ沢 第二坑道 |
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モチコシ沢 第二坑道 |
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コウモリ 体長 |
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コウモリ 体長 |
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かなり凶暴なな牙の風貌 |
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コウモリの糞 |
バットディテクターでコウモリを検出
コウモリが発する超音波を可聴域周波数に変換
奥から入口に向かって移動
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一輪車 |
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分岐 側坑道 |
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バケツ |
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坑道先端切羽 |
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坑道先端 切羽 |
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赤貝の缶詰 |
おまけ 第一坑道
第一坑道入口
側面掘り下げ
第一坑道 切羽
コメント
第三の坑道は見つかったのでしょうか。
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