丹沢の鉱山跡を探る 始動 東丹沢某所の廃鉱山坑道(ツキノワグマと出会う)

 東丹沢某所の廃鉱山坑道

一応丹沢大山国定公園外の場所に存在

 4月ぐらいに大きなプロジェクトが発生するので、勘が鈍らないように前回訪問(2014)した坑道を再訪問をした。 場所は 東丹沢 某所 国定公園外 沢筋から30m位上

 この場所は、この坑道のほかに、まだ坑道がある感じ感じ「こっちだよと呼ばれる」なのでさらに詳しく前回調査したかった場所である。前回は8年前 果たして坑口は残っているだろうか?

坑口は、残っていた。 野生動物が入っているかもしれないので爆竹を鳴らし
しばらく経ってから入坑

内部は、あったかく靄が発生 画像が上手く撮れない

入口 直下に何かの巣がある 獣臭がきつい
ここで引き返せばよかったが前回ハクビシンがいたので、その巣かと思った

奥に進む

天井にはキクガシラコウモリが冬眠状態

三叉路になって片方は入口から50mで行き止まり

別の坑道へ 天井にはキクガシラコウモリが冬眠状態

25m地点

天井にはキクガシラコウモリが冬眠状態 35m地点

道床には、なにやら熊の糞のようなもの 右は、コウモリの糞

50m地点

100M地点 坑道としては長い

150m地点 まだまだ続く

170m地点 カメラが曇る

光が届かない場所に発芽する何らかの植物

坑道切羽部分 何やら動物がうずくまっている
入口の巣の家主か?
以前は、ハクビシンの家族がいた。
爆竹を鳴らしたため、坑道から出られず奥に追い込まれたようだ

かなり大きい ここで気が付く ツキノワグマであった。
こちらは500ルーメン、850カンデラの強力照明で照らしている

足の爪がはっきりしている 鼻筋も見える まさに熊である
絶対絶命 家には登山届を置いてあったが、こんなところで襲われて致命傷をおったら  行方不明となり、多分一生見つからないで終わってしまう
むこうもまぶしいので目を伏せている。時々 目がはっきりギロギロに光る



ライトを照らしながら徐々に後退 坑道は立ってあるけるので熊が立って
一撃を食わすかもしれない恐怖 熊もどうするか考えをあぐねてる様子
拮抗状況

 
 165m地点まで後退 こちらが後進しているのに気が付いたようだ
突然 奥からうなり声を上げながら熊が突進してきた。「ドドド」と足音が響く 
南無三宝 ここで終りか
 ライトの光を熊に照てながら、どう立ち振る舞うか考え
取り合えずライトの光を熊に向け壁に張り付いた この間写真をとることもできず
熊は、私の真横を目もくれず一目散に坑口へむかって逃げた
 唐辛子スプレーを持っていたが洞内で放出すると私自身が行動不能となってしまうのと
激昂して襲われることを考え、使用しなかった。

熊の寝床 獣臭がすごい
丹沢の熊は冬眠しない熊がいると聞いていたが、当該熊がそうなのか

熊の寝床は入口から10m付近 辛うじて外光が入る場所
直径1mはある


 さて生きているから、ブログが書けるわけで九死に一生を得た気分である。でも本当は襲われて死にかけている時の夢かもしれない。マシラさん(ご存命)の二代目にならずにすんだ。

熊さん 起こしてごめんなさい。もう近づきません。

教訓 
坑道内の野生動物に注意
爆竹は野生動物を奥まで追い込むことがあるので効果なし
坑道内で獣臭がしたら、退却する
バディを組む
坑道の入口のGPS座標を家族に送る
坑道内では唐辛子スプレーは禁忌

 気を取り直して別の坑道探索 「こっちだよの声に引かれ」新しい場所を確信 だが埋もれている。手作業で掘ったが限界があるので一端退却
国定公園外なので穴を掘ることは違反行為ではない。

確信した理由
他の場所の斜面と違い細かい岩石のザレがある(掘り出した岩石を沢筋に落としている)
実は、斜面を探している時に足を取られて下にザレとともに落ちかけた。
岩盤が沢筋に露出している。
熊が、いた坑道に近い。




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