丹沢の水力発電所を探る 玄倉第一発電所 再訪(修正)

  玄倉にある2つの変電所は過去に調査を行い、記事にしてある。それから8年が経過 玄倉第二発電所の更新については、林道崩落の前に調査を行い送電設備がC-GIS化されていることを確認している。

2014/01/20 丹沢の水力発電所を探る 2 玄倉第一発電所

2014/01/21 丹沢の水力発電所を探る 3 玄倉第二発電所

 今回、東沢の鉱山跡再訪の行き帰りに傍を通ったのでWebで検索した内容を含めて記事にした。


新しい看板

旧建物のとなりに新建屋クレーン用土台が出来ていた

この辺は変わらない

左奥クレーン用土台




積載重量が書かれている

クレーンを置くプラットホーム
何やら線路が引かれている

シャッター奥が発電機室
発電機本体を引き出して クレーン用架台で引き上げる



この辺は、変わらない

インクラインも変わらない

C-GIS化された送電設備 構成は玄倉第二発電所と似ている
右が発電機出力を66㎸に昇圧する変圧器

左のキュービクル状のところが遮断器、断路器等が収容されたC-GIS化設備
非常にコンパクトになっている

奥の建屋の中に何が収容されているかは不明(多分新発電機)
       建屋はただの土台であった。

C-GIS化設備の横についている送り出し電力量を計るMOF(TEPCO財産)
TEPCO側にどれくらいの電力を送ったか計量する装置

玄倉第一発電所の改良工事は以下の資料内にかかれている。

神奈川県営電気事業経営計画  神奈川県企業庁

発電機水車の交換と水圧鉄管の交換が2017年以降行われている。しかし2018年の玄倉第二発電所ダム脇の林道崩落事故のため、最終試験が行われずに現在に至っている。

玄倉第二発電所1990年発電機の部分更新
玄倉第二発電所2000年電気設備の部分更新⇐記事にしている
玄倉第一発電所1998,2002年電気設備の部分更新⇐記事にしている
玄倉第二発電所オーバーホール 2026年予定
玄倉第一発電所 2015年 更新検討


2014年~2017年 全面更新

2017年に改良工事は終了しているが林道崩落のため運転できず

改修水力発電、稼働大幅遅れ 売電前に林道が崩落・封鎖 山北 2018/8/18カナコロ記事 引用

県営林道玄倉線の一部 斜面崩落で通行止め 2018/1/27記事

2022/04/01から通行止め解除 ユーシンまで徒歩で入れる


さがみの水 Vol.77,2018/03

さがみの水から引用 4,200kWから4,400kWに増強

前の発電機 改良工事が行われた発電機と建物内部の構造が違うので
増強された発電機は、新建屋内旧来の建屋に収容されているものと思われる



上部水槽からの送水管部は前からあった建屋に引きこまれている

2022年 運転開始はまだできていない

コメント

このブログの人気の投稿

丹沢の鉱山跡を探る 14  丹沢だより438号 2007/3 (三保鉱山)

丹沢の鉱山跡を探る 丹沢鉱山(丹沢 東沢 鉱山跡) 再訪

丹沢の鉱山跡を探る 13  丹沢だより438号 2007/2(稲郷鉱山・高松鉱山)